これからバーベキューのシーズンが始まります。
バーベキュー時の火災で一番怖いのは「着衣に着火すること」です。
みんなで楽しく安全なバーベキューを楽しむために、
バーベキューをする時にはどんな危険があるかおさらいして安全に楽しみましょう!
この記事で伝えたい大事なこと
火に消毒用のアルコールは吹きかけない
着火剤も継ぎ足ししない
ガスコンロを二つ並べて鉄板をおかない
燃え移りやすい服でBBQに参加しない
服に火が燃え移っても絶対に走らない
目次
消毒用アルコールを吹きかけない
炭に火をつけることはBBQが始まれば、最初にする仕事が「炭の火入れ」
この「火をおこすこと」は男性陣としては腕の見せ所であり、いかに早く火をつけれるかが要求されるシーン
よし、時短するために・・・消毒用のアルコールを使用してボッと燃やそう!
これ、絶対ダメです!
火のついた炭に消毒用のアルコールを散布するとむちゃくちゃ燃え上がります↓
手指消毒の際に使用する消毒用アルコールは、蒸発しやすく、可燃性蒸気が発生するため、火源があると引火するおそれがあります。
バーベキューの炭に吹きかけると確実に引火します。
死亡事故も発生しているほど危ない行為なので絶対しないでください。
消毒用アルコールは引火しやすいので、絶対に火に吹きかけないこと
ゼリー状の着火剤を継ぎ足ししない
早く火をおこしたいからと言って、着火剤を継ぎ足しすることも厳禁です。ゼリー状の着火剤の成分はメチルアルコールなど揮発性・燃焼性が高いものが多く、火をつけた際の特徴として青白い炎であることから屋外だと炎が見えにくいのです。
炎が出ているかわからないので炭に近づいてしまい、着ているものに燃え移る危険性があります。
ゼリー状の着火剤は屋外では炎が見えづらいので注意
ガスコンロを二つ並べて使用する(鉄板焼き屋さん風)
よし!ガスコンロを二つ並べて、鉄板焼き屋さんのような雰囲気にしよう!
これも絶対ダメです。
BBQで大活躍するアイテムの一つである「カセットコンロ」
しかし、使用方法を誤ると大惨事につながります↓
カセットコンロに取り付けるカセットボンベは熱に弱いのです。
大きい鉄板などでカセットボンベ部分を覆ってしまうと、熱がこもり爆発する可能性があります。
カセットボンベは熱に弱く、使用を誤ると爆発する可能性があることに注意
燃え移りやすい服装はNG
BBQでは服装にも注意が必要です。
オシャレしてBBQに参加したい気持ちはあると思いますが、服に燃え移ってしまうと楽しい雰囲気が台無しになるどころか、大火傷となってしまうかもしれません。
BBQ企画者は服装についても注意喚起してください。
着火しやすい服と着火しにくい服は以下を参考にしてください↓
着火しやすい服・・・フリースなどの表面が起毛しているもの(空気を含みやすい)、レーヨン素材、アクリル素材
※ 化学繊維は燃えないがとけるので注意
着火しにくい服・・・綿や麻など自然素材を使用しよう(火がついてもすぐには燃えない)
BBQには火災の危険が潜んでいると思って、服装はシンプルなスタイルでいきましょう!
着ている服に燃え移った時の対処法
そして、万が一服に燃え移ってしまった場合、絶対走ってはいけません。
ものが燃え続けるには空気が必要です。走ると空気を多く取り入れることになります。
炭をうちわで仰ぐとよく燃えるのと一緒で、走ると燃焼速度が上がってしまいます。
それではどうすればいいのか?対処法があります。
このように転がって地面と密着することで火は窒息消火することができます。
子どもがいる家庭は、ゲーム感覚で子どもたちに伝えてください。
子どもは遊びによって学ぶという特性をフル活用しましょう!!
走らない!止まって(ストップ)、寝転んで(ドロップ)、転がる(ロール)!
必ず消火の準備を
当たり前のことですが、火を取り扱う場合は消火バケツなどで消火の準備をして行いましょう。
今回の注意点も他人事ではなく、いつ自分の身に起きるかわかりません。今後、必ず発生する南海トラフ大地震に備えるためにも、危機管理能力を高めていくことが大事です。
防災を日常に取り入れることで
防災力は必ず向上します!
災害で大切な人たちを失わないために、一緒に防災力を向上させていきましょう!
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