先日、守口市にある松下記念病院にて「市民公開講座」が開催されました。
この講座は、防災の日(9月1日)に合わせて企画されたもので、約90名の市民の皆さまにご参加いただきました。
今回は、防災に関する知識だけでなく、日常生活に直結する「薬の備え」のお話を薬剤師の方にしていただいたり、大塚製薬株式会社様による「災害時の栄養・水分補給」といったテーマのお話も盛り込まれ、医療や企業とも連携した充実の内容となりました。
講座の目的と概要
防災の日は、関東大震災を教訓に制定された「災害への備えを考える日」です。
今回の講座は「防災について、小さな気づきを持ち帰ってもらう」ことを目指して、地域コミュニティや避難生活をテーマに進ました。
防災と地域コミュニティ
地域防災力を向上させるために必要なことは「地域のつながり」です。
ポイント
- 防災は大切な人たちの命を守る行動であるため、後回しにはできない
-
地域の祭りや公園でする朝のラジオ体操など、普段の地域活動への参加が、いざという時の助け合いに直結する。参加するだけでも防災活動をしていることにつながる。
- 様々なジャンルの地域活動を増やして、地域を活性化させよう。
そして、「防災力の向上=まちづくり」という考え方を持ち、ウェルビーイングな街を地域みんなで目指すことが必要です。
まさに、「一人はみんなのために。みんなは一人のために。」ですね。
避難所運営の課題
能登半島地震では「避難所に着いたが鍵が開かない」という事例もありました。
避難所の運営は行政だけでなく、市民自身が主体的に運営を担う必要があります。
また、高齢者や障がいのある方、乳幼児連れの家庭、ペットなど「要配慮者」への対応は、事前の訓練がなければ難しいものです。
避難所の鍵は誰が持っていますか?
どんなレイアウトになるの?
空調はついているの?
実は、避難所に関することはわからないことばかりではないですか?
防災士会や行政と連携し、早急な対応が必要なのです。
まずは、避難所を体験すること!
避難所運営の訓練を地域に根付かせていきましょう。
最後に
今後も、市民公開講座や防災イベントを予定しています。
ぜひご参加いただき、一緒に地域の防災を考えていきましょう!