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【寄付レポート】能登半島地震で広域避難を余儀なくされた中高生を大阪に誘致しました!

ご寄付の御礼とご報告

能登半島地震被災地支援の取り組みについて

このたびは、一般社団法人予防団へのあたたかいご寄付を賜り、心より御礼申し上げます。

皆様からお預かりした寄付金の一部を活用し、2024年1月に発災した「令和6年能登半島地震」により、広域避難を余儀なくされた子どもたちの支援活動に活用させていただきました。

今回の取り組みは、「被災地の子どもたちに少しでも笑顔と元気を届けたい」という思いからスタートしました。

そして、2025年7月に大阪市港区で開催された防災イベント
港区万博2025〜BAYSIDE CURIA〜
への出展を目的として、能登から子どもたちを大阪にお招きしました。

イベントの様子はこちらから⬇️

本イベントでは、「能登の語り部 〜その備えが、未来の備えになる〜」
と題し、震災を経験した子どもたち自身が語り部となり、大阪の来場者の皆様に「震災のリアル」を伝える場となりました。

  

能登の子どもたちは、以下のような過酷な現実を経験しています。
• 新築の家に入ったばかりで全壊、フルローンが残ったまま「みなし仮設」での生活
• 液状化により家が傾き、住み続けるかの決断を2年以内に迫られる家族
• トイレも使えず、野原で用を足すしかなかった女子高校生
• 被災後も支援活動に追われる親のもと、親が不在がちの生活を強いられる子ども
• 中学生のみの集団避難生活と受験の重圧
• セレナに6人、車庫に15人での避難生活
• 寒さの中、毛布もなく亡くなった高齢者の存在
• 外が怖くて1年経っても家から出られない小学生
• 輪島朝市大火災の消火活動にあたった地元消防団の奮闘

…どれも、言葉を失うような現実ばかりです。

こうした声を、ただの「記録」として終わらせるのではなく、「教訓」として伝え、未来への備えに変えていくこと。

それが、今回の企画の目的です。

イベント終了後には、子どもたちに少しでも大阪の魅力を感じてもらおうと、大阪・関西万博の見学を楽しんでいただきました。

また、宿泊先としては、大阪市港区にある高野山真言宗 「築港高野山」 の皆様に多大なるご支援をいただき、無償で受け入れていただきました。
旅の疲れもイベントの緊張も癒やされる、あたたかい時間を過ごすことができました。写真

翌朝には、感謝の気持ちを込めて、石川県のご当地料理「車麩のソーメン」を子どもたちが調理し、お世話になった皆様へ振る舞いました。

なお、今回の活動において、石川県で活動されている災害支援団体「能登ボラソン」「NPOありんこ」の皆様には、多大なるご協力を賜りました。心より感謝申し上げます。

皆様からのご寄付は、このように、被災地の子どもたちの支援や防災啓発活動といった“社会貢献事業”へと、確実に活用させていただいております。

今後も、引き続き「災害に強い社会づくり」に向けて活動を続けてまいりますので、ご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

一般社団法人 予防団

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